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- 三重県民共済普及職員/杉村れい子さん 普及職員歴21年(2024年3月現在)
自分の時間を有効に使える
自由さが魅力の仕事
昼前の住宅街――。「失礼します」と、声をかけながらインターホンのボタンを押す杉村さん。人がでれば、「お変わりありませんか」と話しかけ、お留守のお宅にも一声かけながらパンフレットをお届けします。
「だいたい、毎日100~120件程度お届けします」そう話す杉村さんの足取りは軽く、イキイキと感じられます。
県民共済との出会いは、息子さんが保育園に入園したときのこと。結婚するまで、繊維関係の会社などで事務の仕事をしていた杉村さんでしたが、結婚後はご主人の仕事の関係でしばらくは専業主婦として二人のお子さんの子育てをしていました。その後、娘さんが保育園に入るタイミングで働くことに。その時、新聞の求人欄で見た「子育て中でも働ける…」という内容に興味をひかれたといいます。
「何より、時間が自由に使えるというところに魅力を感じて…」応募したのは、県民共済愛知。杉村さんの普及職員としてのキャリアは当時暮らしていた愛知県で始まりました。
「知らない土地を一人で歩く孤独感もあり、最初のころは予想以上に疲れたことを覚えています。時間が自由になる反面、要領も悪く100軒回るのに4、5時間かかることもありました。でも、そんな中で1件加入をいただいて…。それが達成感というか、うれしくて…。その時の気持ちが今もモチベーションになっています」
愛知で1年半。仕事に慣れるとともに、時間の使い方もうまくなったそう。「少しずつ自由になった感じで仕事が楽しくなりました」。
その後、ご主人の転勤で三重県に転居。2002年10月、三重県民共済で再び普及職員としての活動が始まりました。

努力は必ず報われる
やりがいある仕事
三重県で普及職員としての活動を始めましたが、やはり知らない土地ということもあって初めのころは少し不安もあったそう。それでも事務所スタッフのサポートもあって「続けることができました」と振り返ります。
以来、普及職員として21年のキャリアを積んできました。
「もちろん、いいことばかりではなかったですよ」
雨の日や風の日、暑い日、寒い日、チャイムを鳴らしても対応していただける人、冷たい反応の人など、嫌なことも少なくなかった、といいます。長いキャリアをもつ杉村さんを支えたのは、ご主人や子どもさんたちの仕事への理解と「嫌なことがあっても『こんなものだろう…』という割切る気持ち」だそうです。仕事を続けるうえで最も大切にしていることは、「地道なお届け活動」。毎日、担当するエリアを回り、地域の人々と顔を合わせることでさまざまな情報に触れ、それがお客様を大切にすることにつながるといいます。そうした気持ちでどのお宅にも「こんにちは」と明るく声をかける杉村さんの姿に前向きな明るさが感じられます。
「この仕事の魅力は、何といっても時間が自由になること。子育て中の頃なら、保育園や学校の時間に合わせて活動できるし、学校行事などにも対応できるなど、時間に縛られず自由に働くことができます」と杉村さん。また、三重県民共済では『基本給プラス報奨金』という制度を整えていますが、杉村さんは「頑張れば頑張るほど報われるところがうれしい」と話します。
これからの目標をお聞きすると、「お客様から『県民共済の杉村さん』ではなく、『杉村さんがおすすめするのが県民共済』といわれるような信頼される存在になりたい」と、話します。
いつも元気に、明るく、杉村さんは大きな目標に向かって歩いています。

普及職員 杉村さんの1日

- 資料請求やお客様との約束などは随時訪問
- パンフレットの配布は1日約100~150部